浄土真宗親鸞会 ・ 珍しき法を弘めず
浄土真宗親鸞会の機関紙 『顕正新聞』に、親鸞学徒の本道について書かれてあったので9月15日号の「論説」から紹介します。
浄土真宗、親鸞聖人、と聞くと、親鸞聖人独自の教えがあるのだろうと思う人が多いようですが、そうでなく、「更に親鸞珍らしき法をも弘めず、如来の教法をわれも信じ人にも教え聞かしむるばかりなり」と聖人はつねに仰って、誰も説かなかった新しい教えは全くないと確言され、釈迦の教えた仏教をそのまま伝えられたとおっしゃっておられます。
このお言葉は、一体誰に対して言われたものか、次のように書かれていました。第一は、聖人を八方総攻撃した者たちへの反撃。「親鸞は間違ったことを教えている」「仏教を破壊する悪魔だ」「破戒僧、狂人、あれは仏法ではない」と、あらゆる罵詈雑言が聖 人の教えに浴びせられた。かかる誹謗の輩には「親鸞の言うことが仏教と違うなら、どこが違うのか、根拠を出せるものなら出してみよ」と、満々たる自信で反撃されているお言葉といえよう。
次には、親鸞学徒に対しての戒めであると、書かれています。「釈尊の教え以外、説いてはならないよ。伝えてはならないぞ」というご教示。珍しい話をして、「誰も教え てくれないことをあの人は教えてくれる」と関心を引こうなど、ゆめ考えてはならない。親鸞でさえ、仏教以外に伝えていないのだから。私事などの話をするの はもってのほかだと、教誡なされている。
最後には、聖人ご自身に言い聞かせられたお言葉と拝察される。誰も言えないことを言いたい、誰も知らないことを知ったかぶりして話したいのが、名誉欲 。そんな名誉欲が大山ほどあって迷惑していると、聖人は懺悔され、「珍しいことを言うなよ」と、常に自ら言い聞かせられた。
聖人のみ跡を慕う親鸞学徒は、親鸞聖人のみ教えを、必ず提示して、分かるようにお伝えする。だから、親鸞学徒の常訓は「我ら親鸞学徒は更に珍らしき法をも弘めず 親鸞聖人のみ教えを我も信じ、人にも教え聞かしむるばかりなり」であり、朝晩のお勤めで唱和するのだそうです。
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