今度は島根に!浄土真宗親鸞会の会館誕生☆
9月20、21日と、浄土真宗親鸞会 島根会館の落慶座談会・祝賀会が行われたそうです。この会館は、以前は病院だったとのこと。地元で50年にわたり、「やさしい町のお医者さん」として親しまれたS医師が、病院を会館にと提供されたそうです。肉体の病を治す病院から、三世にわたる心の苦を抜く法城へと生まれ変わり、昨年暮れに閉院した医院の診察室は、仏法を聴聞する大きな仏間となりました。
その仏間に掲げられているのが、「抜苦与楽」の書。この意味について、浄土真宗親鸞会の会長・高森顕徹先生からお話があり、『顕正新聞』10月15日号に記されています。すべての人が朝から晩まで努力している目的が抜苦与楽であり、仏教で抜くといわれる苦しみは、肉体の苦ではなく、「三世の業障」といわれるもの、との座談会の内容に、参詣者は建立の喜びをかみ締めたそうです。「県の中央に会館ができた意味はとても大きい。今度は私たちが、真宗難民に、弥陀の大船あることをどんどんお伝えしなくてはね」「近辺の皆さんが参詣しやすい環境をつくっていきます」などの喜びが、紙面からあふれています。
また、10月6、7日には、親鸞聖人の報恩講が行われたことも報道されています。演題は親鸞聖人の主著『教行信証』の冒頭の「誠なるかなや、摂取不捨の真言、超世希有の正法、聞思して遅慮することなかれ」のお言葉。全国各地で行われている『世界の光・親鸞聖人』のアニメーション上映会に参加した多くの人が、聖人のご苦労を知り、そのご恩にぜひ報いたいと浄土真宗親鸞会の親鸞会館・二千畳に駆けつけ、講堂は満堂の聴衆にあふれたことが伝えられています。